DVDのデータ転送速度は下記の表のようになります。
読み書き速(転速速度) | DVD |
---|---|
等速 | 1.38MB/s |
2倍速 | 2.77MB/s |
4倍速 | 5.54MB/s |
6倍速 | 8.31MB/s |
8倍速 | 11.08MB/s |
10倍速 | 13.85MB/s |
12倍速 | 16.2MB/s |
16倍速 | 22.16MB/s |
20倍速 | 25.4MB/s |
これはあくまでも理論値であり実際の速度ではありません。 参考ですが、日経トレンディでは下記のようなことが掲載せれておりました。
書き込み型DVDドライブの使い勝手を左右するのが速度です。 この数字が大きいほど、データの書き込み時間を短縮できるからです。
DVDでは、1秒あたり1350KBのデータ書き込みが「等倍速」になります。 2倍速ドライブなら2700KB/秒、4倍速なら5400KB/秒でデータ書き込み が可能です。
書き込み型DVDドライブでは初期の等倍速から4倍速まで、表示速度に 比例した時間短縮効果があります。
例えば、4.7GB分のデータを 書き込むのに当倍速で60分かかりますが、2倍速なら30分、4倍速なら 15分で済みます。
しかし、8倍速以上になると事情が異なります。 8倍速では4.7GBのデータを書き込むのに単純計算では7.5分となりますが、 実際には約10分もかかるのです。今後登場する16倍速は約6分かかります。
書き込み速度としてカタログなどに表記されている数字は、「最大」の速度です。 現在、DVD-Rでは最大8倍速、DVD+Rでは最大12倍速の書き込みまでを 実用化していますが、これらの8倍速以上のドライブでは、ディスク全体を
その速度で記録していません。あくまで一部の領域をその最大速度で 記録しているだけです。
これは、CDドライブやDVDドライブなど、ディスクを回転させることで データの記録・再生を行う機器には、
物理的にディスク回転数に制限が あるためです。 回転数が毎分1万を超えると、物理特性上、ディスクに異常をきたし、 ディスクが粉々になることもあります。
このため、ドライブ側でディスクの回転数を制御する必要があります。 DVD
4倍速までは、毎分1万回転に達しないため、ディスク全体にその最大速度で 書き込めます。 ところが、
8倍速を実現しようとすると、ディスクの構造上、内周部では 毎分1万回転を超えます。
そこで内周部の書き込み速度を4~6倍速に抑え、 毎分1万回転に達しない一定のエリアから8倍速で書き込みます。
このように、全体を8倍速で書き込まないため、カタログの表記速度に 比例した時間短縮の効果が得られないのです。
16倍速であれば、 実際に最高速で書き込めるエリアは8倍速よりも狭くなります。
しかも、高速化のメリットをどれだけ享受できるかは、書き込むデータの容量次第です。
DVDディスクは通常、内周部から外周部に向かってデータを書き込むからです。
つまり、8倍速以上の高速ドライブでは、書き込むデータ容量が小さければ、 最高速に達する前に書き込みが
完了してしまうのです。
8倍速以上の 高速化によるメリットを享受できるのは、4.7GBに近い大容量データの書き込み時に ほぼ限られるでしょう。 なお、DVDでは16倍速で最外周部が毎分1万回転近くになるため、 高速化はこれが限界とされています。 DVD
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